■沿革

1978年、久高正之 範士九段が、当時、空手道界、格闘技界において、長年の夢であった、画期的な安全防具スーパーセーフ・プロテクターを開発・使用し、より怪我の心配なく、思い切り、突き、蹴り、打ち、当て、極めることができ、そして、勝負の判定が明確で誰にでもわかりやすく楽しめるよう、創意工夫を重ねました。加点方式で行う試合競技ルール、「硬式空手道競技法」を考案、最も近代的なスポーツとしての、硬式空手道の試合法、審判法を制定、創始いたしました。

1981年、上記のような画期的なスポーツ空手の出現に強烈な刺激を受けて、全国各地から、フルコンタクト・ノンコンタクト・防具付空手道の各流派・会派、日本拳法、中国拳法、少林寺拳法、テコンドーなどの多種にわたる団体が、国立代々木競技場・第一体育館に参集し、第1回全日本硬式(コンタクト)空手道選手権大会(大会会長:玉澤徳一郎衆議院議員、元防衛庁長官、最高顧問:小渕恵三元総理大臣)が盛大に開催されました。

全日本硬式空手連盟と世界硬式空手連盟の設立

その際同時に、各流派、各会派の代表、師範が一堂に会し、正式に硬式空手道の全国組織として、「日本硬式空手道協会」が設立された。(後に「全日本硬式空手道連盟」に改称)

現在、日本全国各地において、硬式空手道大会が、盛んに行われ、2003年8月には、第22回目の全日本オープン硬式空手道選手権大会を、代々木競技場・第2体育館で開催、海外からも多数の選手が参戦しました。

一方、世界硬式空手道大会に関しては、第1回の全日本大会(1981年)に先立つ前年(1980年)に、国立代々木競技場第二体育館において、カナダ、アメリカ、オーストラリア、スイス、ベネズエラ、コロンビア、アルゼンチン、スペイン、インド、シンガポール、フィリピン、台湾、香港などの国が参加して、第1回国際親善硬式空手道選手権大会〔大会会長:松前重義 (財)日本武道館長・東海大学学長(当時) 最高顧問:海部俊樹元総理大臣〕を開催、これが世界硬式空手道連盟設立の始まりです。

その後世界各地、
1アジア太平洋(オーストラリア、ニュージーランド、インドネシア、インド、マレーシア、香港、シンガポール、フィリピンなど)、
2アフリカ大陸(アルジェリア、マリ、セネガル、コートジボワール、チュニジア、南アフリカ、エジプト、スーダンなど)、
3アメリカ大陸(カナダ、アメリカ、ベネズエラ、コロンビア、アルゼンチン、ブラジルなど)
4ユーラシア大陸(アゼルバイジャン、アルメニア、グルジア、カザフスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、トルコ、タジキスタン、ラトビア、ブルガリア、ウクライナ、フィンランド、ユーゴスラビアなど)、
5ヨーロッパ大陸(スイス、スペイン、ドイツ、フランス、ポルトガル、オランダ、イギリス、ギリシャ、ロシアなど)の5大陸、各国で、硬式空手道大会が開催されています。

世界各国において、硬式空手道を通じ、青少年の健全な心身の育成を目的とし、多くの支部が設立されています。

今後も、空手母国日本において、全日本硬式空手連盟、世界硬式空手道連盟共々、日本体育協会への加盟を目指し、オリンピック参加に向けて活動し、世界の国々への普及に邁進してまいります。

 

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