公認安全防具

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硬式空手道の組手競技では、素手・素足・面・胴に、公認「安全防具スーパーセーフ」を着用します。
世界硬式空手道連盟は安全防具スーパーセーフを開発・使用することにより、
「試合の安全性の確保」、「勝負判定の明確化」、「禁止制限技の大幅解除」
など、多くの問題を解決してきました。

「安全防具スーパーセーフ」による、面と胴の危険予防効果

鍛えても鍛えることができない身体の部位を、安全防具スーパーセーフを使用して急所を保護します。安全防具スーパーセーフを面と胴に着用することにより、怪我をしないように危険を予防しています。

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拳足を相手に当てながら「安全な試合」、ダイナミックで多彩な技が使用可能に

従来のノンコンタクトルール、フルコンタクトルールでは「危険」ということで禁じられている多くの空手道の技があります。硬式空手のルールでは、安全防具スーパーセーフの着用により多くの技が生き返り、使用が可能です。

ダイナミックで多彩な足技攻撃、上段(面)に対する手刀、背刀、拳槌などの開手攻撃。
中段(胴)に対しては、猿臂技(肘打)や膝蹴り等の威力のある接近技。
また、下肢に対しても「相手の体制をくずして次の極め技を出す」という原則のもとに、仕掛け技(つくり技)として足甲蹴り(ローキック)も可能です。

これら無限にある空手の技が出せるようになれば、さらに空手の醍醐味が深まり、空手本来の技が競えます。

競技者の安全と空手技術の発展

競技者の安全を考えつつ、空手道が国際的な武道・スポーツとして普及発展していくためには「安全性の高い防具」が必要です。「安全性の高い防具」があれば、伝統武道の精神を尊重しながら技術の向上を計ることが可能です。

空手道の試合には大きく分けて、下記3つの形式があります。

  • ノンコンタクト(当てる寸前で止める)
  • ライトコンタクト(軽く当て極める)
  • フルコンタクト(完全に当て極める)

現在、日本の空手道の試合は、大半がノンコンタクトで行われています。
ノンコンタクトでは「当てない」という前提のため防具を使わない場合が多く、上手く勢いを殺して技を止められなかった場合は怪我をしてしまいます。間が合っていないために、角度によって判定が難しく誤審を招きやすくなる問題もあります。

また、技を止めると一瞬の技の冴えが死んでしまいます。空手道は本来徒手空拳で戦う技術の体系で「素手で突き受け、素足で蹴る」ことによって空手道の技術は成り立っています。ノンコンタクトでは伝統ある空手の醍醐味が損なわれてしまいます。

空手道の技術・醍醐味を存分に競い楽しむためには、ライトコンタクトかフルコンタクト形式によって、技を相手に当て極めるという試合形式が最も自然です。

安全防具の開発・使用

世界硬式空手道連盟は安全防具スーパーセーフを開発・使用することにより、
「試合の安全性の確保」、「勝負判定の明確化」、「禁止制限技の大幅解除」
など、多くの問題を解決してきました。
現在も、より「勝負判定の明確化」がなされるように安全防具の改良に取り組んでいます。

安全防具を使用しても相互にある程度「イタミ」があることに重要な意味があります。
相手の攻撃を受ける場合「イタミ」を回避するため、体の捌きや受け技が工夫されるようになります。
また打つ方にもある程度「イタミ」があることは大切です。
「イタミ」があることによって無謀な打ちや突きや当てっぱなしの攻撃が自然に制御され、乱れを防ぎ基本に基づいてコントロールされた正確な攻防の技術が身に付きます。

安全防具の歴史

安全防具に関して、各空手道関係団体は古くから研究・試験を行っていました。
沖縄唐手の少林寺流拳行館空手道においても創始者久高幸利拳聖十段により40余年に渡り、防具の研究と指導がなされてきました。

長年にわたる各空手道関係団体の成果をふまえ、久高正之を中心とする国際少林寺流拳行館空手道連盟及び全空連技術研究委員会によって、安全防具の開発が進められました。1977年に行われた第4回世界空手道選手権大会の総会における決定事項に基づいて、1979年当時の空手道界では画期的な安全防具スーパーセーフが世に出ました。